朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや♪

木曜の夜電話が鳴った・・・・・

「こんな時間に誰だろ?」

「あの~もしもし松岡さんですか?フェリー降りたら急にエンジンが吹けなくなってしまって・・・・」

「へ?Mさん?大丈夫ですか?もしもし今どこですか?」

「JAFさ呼んだら30分かかるっていうんで、私はメカのことあんまり・・・・」

人の話をぜんぜん聞いてない間違いなく仙台のMさんだ。



長い長い話を要約すると・・・・

急に関西方面にドライブに行きたくなって【なら松岡さん家も寄っていくべぇ】と出発。

フェリーで名古屋に到着。

エンジンをかけてみたらアイドリングはするけど吹け上がらない【こらえらいこった!】JAFを呼ぶ。

車が車なのでJAFもお手上げ最寄の修理できるお店まで牽引と相成った。


Mさん 「そんなわけで車さ直ったら仙台さ帰ります」

私 「えっ帰ちゃうんですか?」

Mさんがやって来ることさえ知らなかった私は何がなんだか・・・・・・

私 「私で出来ることがあれば何でも言ってくだ・・・・・」

切れていた。


その後電話してみると・・・・・・

修理に2、3日かかるので名古屋の修理屋さんの近くに宿をとってレンターカーで名古屋見物をしているらしい。

「ほっ」

Mさんとは12年前の【フレンチ・ブルー・ミーティング】からのお付き合い、

と言っても仙台と桑名、たまの電話とカレンダーを送るくらい積もる話もあるのに帰っちゃうのか・・・・

テレビでは鈴鹿8耐のニュースが流れている。


日曜日

Mさん 「今日松岡さん家へ行きます」

私 「直ったんですね!よかったですね!」

Mさん 「車屋さんがもう大丈夫だから行けって!」

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Mさん 「みやげ持ってきました」

私 「Mさんの笑顔が一番のみやげです♪」

Mさん 「いや~仙台出たときは調子よかったんだけんど名古屋さ着いたらなんだか調子悪くなっちまって、

修理屋さんがこれまた車を・・・・・・・・・・・・・・・・」



長い長い話は続く♪












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トライアンフTR3【Triumph TR3】

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トホホ

蒸し暑い。

お天気のようにスッキリしない気分。

ミニの修理は頓挫したまま。

天竺へありがたいお経をいただきにいったはずの父親は悟りどころか反省もなく、

相変わらず自分の正当性を主張するのみ。

このままではサビて土に返ってしまうミニ。

どうしたものか・・・・・・

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「ん?ワイパーに何か・・・・」

「なになに、張り紙してすみません。勝手なお願いですがこの車を買い取らせていただけないでしょうか。」

メッセージの周りにトラックや重機の写真が・・・

「関係ないやん」

左下の吹き出しに目をやると・・・

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エンジンのかからない車

動かない車

すごく古い車

野性味溢れるこの駐車場に凹んだミニ無理もないな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トホホ









天災は覚えていてもやってくる。

いつものように、いつもの時間に仕事をするべく実家の細い道を入っていくと。

突然左から青い何かが・・

「ドッカ~ン」

父親の車だった。

よりによって今日はミニ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪!

雨も上がり久しぶりにミニに乗ってきたらこれである。

「後を観てバックせんか!」

「お前がそんなとこにおるのが悪いわ」

父親に車を駄目にされたのはこれが始めてではない。

巷が四駆ブームの頃大きな声では言えないが我家も四駆に乗っていた。



爽やかな日曜の朝♪鳥のさえずり♪



そのとき鳴り響く轟音!

外に出てみると、

車庫が大破していた。

子供達お気に入りの四駆は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オープンカーになっていた。

シャッターを開けきらずバックしたためキャリーごと屋根をむしり取ってしまった。

床には急発進したらしいタイヤ跡が黒々と・・・・・・・・

犯人は速やかに逃走。

四駆は廃車「とほほ」


しげしげと自分の車だけチェックしてこちらには目もくれず行こうとする。

「オイ!待てどこへいくんや!」

「俺か?俺はこれからありがたいお経をいただきに天塾まで行かなあかんのや」

ゴルフに行った。

遠ざかる青い車の後姿を見ながら怒りが少しづつ殺意に変わっていくのを感じていた。R0012570_convert_20170701101559.jpg


「あ~やっちゃいましたね。大したことないように見えてこういうのが一番やっかいなんですよ」

「やっかい・・・・・・・・・・・・・・・・ですか?」

「後のフェンダーもいってますし、よく見ると前のフェンダーも押してますね、

なによりドアがボディに入り込んじゃってますからボディをひっぱらないと・・・センターピラーも曲がってますし・・・・・・」



見積りが出た

214,874円

「オヤジ!」



AMC マタドール クーペ【AMC Matador Coupe】黄金銃を持つ男

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朝天気予報を見ながら着替えていると、

歯ブラシを咥えたままのカミさんがやってきて・・・・・

「デロデロヘボンひんだよ」と言った。

「もぉ何? しゃべるか歯を磨くかどっちかにせえ」

しばらくしてタオルで顔を拭きながらまたやってきて・・・・

「ジェームズ・ボンド死んだって」


-2日前の朝であるー


「え~ショーンコネリー死んだの!」

「ううんロジャー・ムーア」

このとき知ったのだけど同世代でありながらカミさんにとってジェームズ・ボンドは“ロジャー・ムーア”らしい。

「ふふふ妻よ。ジェームズ・ボンドはショーン・コネリーだよ分かってないな。それに・・・・・・・」

「こう赤い車が回転しながらピュ~と川の向こう側へ飛んでいって♪」

「人の話聞け!だから007はジェーム・・・・・・・・・」

「飛行機に羽根付けてヒュ~て♪」

「車だろ飛行機に羽根付けてどうする(笑)」



ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビーに続いて三代目ジェームズ・ボンドを演じたロジャー・ムーア。

以外に7作品出演で一番多いボンド。

エッチでシリアスな初代と変わってコメディ色が強くなったので、

あまり好みではなかったけどそこは007ファン一様全部見ている私。

特に2番目“黄金銃を持つ男“では崇拝しているクリストファー・リー様が敵役で出演しているのもあって劇場まで足を運んだ覚えがある。

題名“黄金銃を持つ男”とはクリストファー・リー様演じる【殺し屋スカラマンガ】のことである。

つまり主役は金製のペンやらライターやらを素早く組み立てて銃を作り獲物を仕留めるリー様で、

肝心のボンドはあんまり印象に残らなかった。

シリーズの売り“ボンドカー”にいたってはボンドがディーラーのショールームから拝借したAMC ホーネット。

スカラマンガがこれまたAMC マタドール クーペ【なんで007でAMCなんだ?】

回転しながら川を跳び越すボンドの赤いホーネットよりも、

スカラマンガの乗るゴールドメタリックのマタドール クーペ。

格納庫でジェットエンジン付きの翼を取り付けてボンドの追跡を振り切って飛んで行く。

色が残念【黄金銃ってところに合わせたんだろうね】だけどこの頃のアメ車の中では結構好き♪

丸いライトに続くボンネットの峰、ヨコからの眺めは些か大味だけど○テールのシンプルな後姿。

当時のナスカーでトリコロールカラーに塗装されたマタドールはなかなかかっこいい。




「それでねボンドがワニの背中をピョンピョン飛んでさぁ・・・・・・・・・」

カミさんの話は続く・・・・・・・・



ロジャー・ムーアさんのご冥福をお祈りいたします。





























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松岡信男

Author:松岡信男

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