ランチャ ストラトス【Lancia Stratos】夢は成層圏を越えて・・・

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古い友達でYというのがいる。

こいつが無類のWRC好きつまり“ラリー好き”・・・

ラリーを語らせたら。いや語らせてはいけない!

「ミッコ・ヒルボネネンがターマックからグラベルに入ったところで石にヒットしたばっかりにLSDが・・・

ユハ・カンクネンは天才だ俺よりうまい・・・」


ラリーに疎い者には到底理解できない単語を連発しながら喋る喋る・・・

運転もスゴイ仕事で使ってるハイエースもドリフト。

軽トラもドリフト。

一度足首を痛めてしばらく車椅子生活だったが当然車椅子でもドリフト。

返却するころにはタイヤボロボロ

【やれやれ】

車歴もすごい

セリカに始まってランサー、パジェロ、ランタボ、インプレッサ、サファリ・・・

まさに“グラベルの王者”四つ年上の先輩である。

今でも当然マニュアル、そのせいかカミさんと仲がいい。

この前も突然やって来て・・・


「マニュアル乗っとるか?」

「おぉ!乗っとるでぇ死ぬまでマニュアルやし♪」

盛り上がっていた・・・

【なんだこの二人】

そのYに次は何に乗りたいと尋ねると・・・

「ランチャデルタ・インテグラーレやな」

出た予想どうりの答え。

またしばらく考えて・・・

「ランチャ・ストラトス♪」



【そりゃ無理だろ】






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ポルシェ356【Porsche 356】空冷の誘惑

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ハスラーにうつつを抜かしていたらビートルが拗ねた。

人もクルマも構ってやらないと機嫌が悪くなる。


雨も上がり爽やかな朝、空高く聞こえるヒバリの声・・・

アクセルを2、3度あおりキーを捻る。

静寂を破るけたたましいエンジン音・・・・・・・・・・・

「あれ?」

「バッテリーか?」

ビートルのバッテリーはリヤシートの下普通のブースターケーブルじゃ届かない。

さっそく出勤前トイレに駆け込む寸前の次男を捕まえてひさびさの“早朝押しがけ”

「トイレにいかせてくれ!」

懇願する次男の“火事場の馬鹿力“のお陰でエンジン一発始動♪

人間切羽詰ると思わぬ力が出るものだ。

悪態をつきながらトイレに走る次男の背中に礼を言いビートルに乗り込む。

エンジンの安定した息遣いが聞こえる・・・

「少し走って充電したいとこだけど止まらないか心配やし・・・」

「そうだ♪カミさん今日は休みだって言ってたな!」


午前中の予定をすっ飛ばしてドライブ【自営はいい♪】

「なんで私も付き合うん?」

「まあまあ、止まったら押して・・いやいや気持ちのいい朝やからドライブでもどうかなっと♪」

「どこ行くの?」

「空冷エンジンの音を楽しみながら少し流してからどこかの喫茶店でモーニングでもいかがです?」

「私アンバーテールさんのパンが食べたい♪」

「了解出発!」


ところが走り出してみたら思った以上に塩梅が悪い。

信号でエンジン停止。

「えっビートルってアイドルストップ付いてるん?」

「付いてません、これは昔ながらのエンストです」


この後押しがけしても息を吹き返すことはなく路肩に寄せて主治医に引き取りに来ていただいた・・・

自宅から50mもないところだったので徒歩で帰還。

原因はバッテリーとプラグコードの劣化だった。


「どこが空冷エンジンの音を楽しんでからモーニングなん。
もう私二度とビートルには乗らへんから!それとアンバーテールさんのパン貸しやでね!」



「やれやれ」








シトロエン2CV【Citroen 2CV】師匠“夏対策”する。

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「おはようございます。今日は早いですね師匠」

「涼しいうちがええ」

「なにがですか?」

「お前汗かきやろ?車内が汗臭くなってはかなわん」

「どういうことですか?」

「そこでや」

「なにがそこですかさっぱりわからんがな」

「お前フィルム貼ったことあるやろ、道具もあるやろ」

「ありますけど・・・・・・えっ!まさか2CVにフィルム貼るんですか?」

「そのまさかや♪」

「え~やめましょうよ!かっこよくないですよ」

「お前はこのクルマの夏の暑さを知らんからそんなのんきなことが言えるんじゃ」

「知ってますよ何度も夏乗ったやないですか」

「ジャーン♪」

「うわ!それもミラータイプやないですか2CVに似合いませんよ」

「背に腹はかえられぬ。さあやるぞ!」


このあと“自分に甘く他人には厳しい”師匠の執拗なチェックうけながら

それでもなんとかフィルムを貼り終えたのが午後4時過ぎ・・・


「やれやれ夕方になってしもた帰るわ」

「今年の夏は暑なるとええな♪」

ご満悦の師匠は銀色の窓を光らせながら帰っていった・・・・・・・

「似合ってないがなぁ」


次の日曜日・・

「あれ師匠2週連続はめずらしいですね」

「ほれお前の好きな“和の最中”」

「うわ!いいんですかありがとうございます♪気を使わせちゃってすいません」

「まさか今日は“カーナビ付けろ”じゃないですよねハハハ」



「フィルム剥がしてくれ」


あの後昔からのクルマ仲間に自慢しに行って
どうもボロカス言われたらしい・・・




「師匠・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ブガッティ タイプ35B【Bugatti Type 35B】

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アルファロメオ145【Alfa Romeo 145】大好きだったクルマ

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だったと書いてしまうと今は嫌いになってしまったように思われるかもしれませんが、

今でも大好きなクルマです。

当時オペル・ヴィータに乗っていたのですがそのヴィータの前から145が欲しくて乗りたくて・・・

その熱い気持ちをカミさんや友達に力説してもまったく不評で・・・

「145?わからん?どこがええんや?おかしいんとちゃう?」と言われる始末

【しかしそこまで言うか】

どうも不評の正体は独特のカタチからくるようで・・・


猛禽類を思わせる精悍な顔つき。

ウエッジシェイプの権化、クサビ形デザインのお手本。

コーダトロンカ風のお尻。

どこを取っても個性的。

みんなからは非難轟々の145ですが、

私は目の中に入れても痛くないほど大好きなクルマでした・・・



田舎ですからイタリア車に出会うことなんか滅多になく、

ましてや知名度もう一つの145ではなおさらでそれだけに見かけたときはず~~と跡をつけて・・・

横に並らんでみたり追い越してバックミラーで見たり・・・

【ほとんどストーカーです】

一度市内のドラッグストアで見つけたときは我慢ができず、

夢中で写真を撮っているところをオーナーに見つかり警察を呼ばれそうになったことも。

【こんどは盗撮かい】

【そのあとオーナーにはちゃんと説明して了承の上撮影させていただきました。】

そんな憧れで終わるはずの145だったのですが転機が訪れるのであります・・・


あのヴィータが余命いくばくもないことが判明。

思えば彼女は最初から病弱な子で・・・

オイル漏れ、エアコンの故障、エンジンの不調、数回にも及ぶドアガラスの落下、

パワステの故障、ヒーターダクトの取付ミス(ダクトが付いてなかった)【冬寒いはずだわ】、

原因不明の異音・異臭、ドアミラー落下、深夜に突然鳴り響くホーン、

エアバックカバーの変形(陽があたると表面がトウモロコシのようにぶくぶく膨らむ奇病)etc.

【なにかに祟られてる】

ドイツ車だから故障は少ないはずだった。【以前のゴルフは故障知らず】

ところが実際はイタ車も羨むほどの壊れかた・・・

【ヴィータに比べりゃパンダなんかまるでト○タ車♪】


「ヴィータもうだめかも・・・」

安否を気遣う家族に安堵の表情が広がり、

見る見るうちに消えていく目の下のクマ・・・


そんなタイミングでやってきた赤い145は大歓迎されたのでした♪

広い室内、いい音で回るエンジン、そしてなによりもアルファのマーク。

家族の受けも上々、但しカタチを除いて・・・・


うちに来て半年その日もルンルンで洗車をしているとアイスバー食べながらカミさんがやってきた。

「あ~また洗車してる。よ~飽きんね145のどこが好きなん?」

「そうやなぁこの猛禽類のような顔かな。獲物を襲うときの鷹のように鋭い・・・」

食べ終わったアイスバーの棒を口先に咥えたままのカミさんが・・・・・・・

「タカ?ふ~ん。私にはカッパに見えるけど」

「カッパ?」

「カッパ?あのキュウリが好きで人と相撲を取るひょうきん者のカッパ?」


私には猛禽類に見えていた145がカミさんには河童に見えていた!

【緑を買っていたらどうなっていたんだ・・・】

黄桜抱えて色っぽい女カッパ相手に一杯やってるおじさんカッパが頭に浮かんだ。


145のかっこいいイメージがガラガラと音をたてて崩れていった・・・・


その後もロードスターを・・・

「謎の中国人みたい♪」とか
http://matsuokagallery.blog.fc2.com/blog-entry-170.html

シエンタを・・・

「ツタンカーメンやん♪」とか

プリウスは・・・

いやいやこれはここでは書けません。

その一言がその後のカーライフに暗い影を落とすことになってしまった皆様、

彼女に悪気はありませんのでどうぞお許しください。





「カッパか・・・・・・・・・・・」



































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松岡信男

Author:松岡信男

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