エンジンの話つづき

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まだ加給器付エンジン【ターボやスーパーチャージャー】が登場する以前
DOHC(Double OverHead Camshaft)形式のエンジンは
それこそ
水戸ご老公の印籠
遠山の金さんの背中の桜吹雪のように車好きには抗い難い代物でした。
「えーい!皆の者頭が高い!この結晶塗装にDOHCの紋所が目に入らぬか!」
「ははー」である。
当時のレーシングカーと同じ仕組みのエンジンは憧れでした。

ところが今では・・・
DOHC、インジェクション、4バルブ、おまけにスーパーチャージャー、
大工の八っつぁんから果ては小間物屋のお千代坊までが
背中に桜吹雪彫って、腰には葵の紋入りの印籠をぶら下げてるありさま。
ありがたみもあったもんじゃない。

技術の進歩と言ってしまえばそれまでですが、ロマン無さすぎます。
そこで次の手がハイブリットじゃ
そりゃあ車好き居なくなりますよ。
もう話をするだけでワクワクして時間を忘れてしまうような車は出てこないのでしょうね。



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エンジンの話

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ごく最近車を買い替えた近所のKさんが梅雨の晴れ間にせっせと車を洗っているのでちょっと覗いてみた・・・
「綺麗にしてますねぇ!」
「今のうちだけですよ」額に汗を浮かべて嬉しそうである。
洗車のきりがつくのを待って聞いてみた。
「ボンネットを開けてエンジン見せてもらえませんか?」
Kさん家の車もご多分に洩れずハイブリットである。
前々からエンジンルームの眺めがどんなんだか気になっていたのだけど・・・
「ボンネットの開け方が・・・・・」
どうやら買ってから一度もボンネットを開けたことが無いようだ。
無理も無い最近のエンジンに対する関心の低さは驚くほどだ。

昔は(また昔話で恐縮です)
車を手に入れたら友達を呼んで一通り内外装を披露したあと、
いよいよエンジンである。

すでにどんな種類のエンジンが載っているかは前知識としてあるのだけど、
カムカバーが黒の結晶塗装の場合は一様に
「おーーーーDOHC!」
と、大げさにどよめいてみせる、
これお約束である。

それからエンジンの話に花が咲きいよいよ試乗である。
下ろしたての新車でも友達の手前ここは心を鬼にしてエンジンに鞭を入れるのである。
慣らし運転をしたいであろう彼が意を決して踏み込むアクセルに答えて、
同乗者は
「さすがツインカム音がいいね!」
この一言でエンジンに無理をさせてしまったオーナーの気持ちは楽になるのである


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