フィアット500【好きな色】

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このところ町を流していると無彩色の色味のない車が多いですね。

グレーやシルバー特に黒の軽自動車が目に付きます。

昔黒い車が売れるときは不景気だといわれたもんですが、この黒人気は随分長いように思います。

【そういうわたしもガンメタのミニに乗ってますがこれは次男の趣味ですから。】

車のイメージを作るのに色は一番大切な要素、生かすも殺すも色しだい。

線だけのイラストですから色は非常に大きなウエイトを占めるわけで、

この色がなかなか決まらず野沢さんにも相談するのですが。

彼女には彼女のイメージがあってりするので・・・・・・・・ぶつかる。

描いているときに色のイメージはあるのですが、

眩しい日差しの下木陰にたたずむブルーの・・・でも、

描きあがってみるとなぜか黄昏どきのくすんだ茶が似合うものになったり。

だから面白いんですが。

困るのは色。

当初のイメージでいくのか、はたまた違う色でいくのか色は難しい。


Kさん前にチンクの色何が好きか話出ましたよね?

わたし、くすんだ空色がいいです。

チンクのレストアがんばってくださいね。


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フィアットX1/9【W氏の初恋その2】

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恋をしましょう恋をして浮いた浮いたで暮しましょう♪

今じゃ車に恋するなんてどうかしていると思われそうですが、

まだまだ日本車がもう一つ垢抜けていない1980年代。

イタリアやフランス、ヨーロッパのクルマ達は“小股の切れ上がった”いい女揃いで

いたいけなおじさんたちなんかイチコロですわ。


ラストオーダーの声がかかるころやっとWさんの口から惚れた彼女の名前が・・・・・

「エックス ワン ナイン」

酔いも手伝ってか本当に女性の名前のように嬉しそうに・・・・・

一旦名前を白状してしまったあとは彼女の素晴らしさを堰を切ったように歌う歌う・・・・。

「X1/9・・・・・」

師匠の苦虫を噛み潰したような顔の意味をWさんは後に身をもって知ることになるとは・・・


さんざん飲んだ2週後の休みスタジオから近い輸入車ディーラーへ噂の“彼女”を見に行った。

メルセデス、BMW、ルノー、プジョー、シトロエン、フィアット憧れのオンパレードもう鼻血が出そうである。

その中でも一際目だった真っ赤な“X1/9”

マルチェロ・ガンディーニの前作ストラトスほど未来的でも宇宙的でもないが

均整のとれた低く美しいプロポーション。


この車で市内を流しながら淀んだ名古屋の空を見上げたらそこに広がるのは・・・

高く青いモナコの澄んだ空・・・


おまけにスパイダー。

国産車それもスバルしか乗ったことのないWさんには眩しすぎる存在。

心奪われるのは当然だった。

盛り上がる二人をよそに冷静に彼女を見て回る師匠。

「これは止めたほうがいいな」


結局師匠の忠告を聞かずX1/9はWさんのところへお嫁にきました。


雨漏り、オイル漏れは標準装備。

冷却水漏れ原因不明のエンジン不調に始まって、

スイッチ類の接触不良、メーターパネル脱落、タイミングベルト断裂・・・・


昔から悪魔は絶世の美女に姿を変えて人を惑わすといいます。

X1/9はWさんの愛と財布の中身をどんどん蝕んでいきました・・・・・・


撮影も終わり二季節過ぎたころ。


郊外のイタリアレストランで彼女(人間の)と一緒のWさんに会いました。

「この前の撮影のときはありがとうございました、彼女あっいやX1/9は元気ですか?」

「いやこちらこそ。

X1/9は手放しました、いや~えらい目にあいましたイタ車はもうこりごりです」

「次の撮影お願いしますね」

「年明けでしたね了解です」

にこにこ顔の彼女と手を振りながらWさんは駐車場の青い車に向かって歩いていきました。

青い“ルノー5ターボ”に向かって・・・・・


その後仕事が変わってしまいWさんに会うこともなくなってしまいましたが、

Wさんはどうしているのでしょう・・・・
















フィアットX1/9【W氏の初恋】

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世の中には男を惑わす妖艶な女性がいるもので・・・・

これは30年ほど前まだ名古屋に勤めていたころのお話。

インテリアメーカーの企画にいた私は新製品のカーテンやカーペットの撮影のため、

とある撮影スタジオに毎日出向いていました。

セットの組み換え、照明の変更、商品の確認、ディスプレー・・・・。

「OKです!」

忙しくも楽しい一日が終わり片付けていると・・・。

チーフカメラマンのWさんがピースの箱から2本取り出し私にも勧めながら・・・

こう言った。

「恋をしてしまったんですよ」

「えっ?」

火をつけたばかりのピースが口から飛び出した。

「恋?」

「はい恋です・・・・・これは恋でしょう」

もう片付けなんて誰かにまかせて、と言うかどうでもいい。

「相手は?相手は誰です?」

Wさんは確か3つか4つ年上でまだ独身のはず・・・

私もまだ一人この手の話には猛烈に関心があった・・・当然飲み会。

師匠も誘って3人で楽しく。

【本当は自白させるのが目的】

「手荒い真似をしてでも吐かす!」サンタナに乗って現れた師匠は言った。

Wさんの運命やいかに・・・・。



宴もたけなわ適当に酔いも回りいよいよ・・・

「誰なんですか?教えてくださいよぉ♪綺麗な人ですか?」

「美人でスタイル抜群」

「うお~本当ですか」

Wさんは普段からモデルさんと仕事する機会が多い、とんでもなく綺麗な人もいるその中の一人か?

「誰ですか?ヒントくださいよ、私も知ってる人ですか?」

「イタリア人」

「イラリア人????????????」 ろれつが回ってない。

「日本の女の子じゃないんですか?美人でスタイロ抜群でイラリア人?」

ここまで沈黙を守っていた師匠が・・・・ゆっくりと目の前のビールを飲み干して言った。

「クルマやな!」

「クルマ?」

そうWさんが“恋した”のはクルマだったのである。

想像できないかもしれないが昔はクルマに“恋した”ものである。

続く。

ムルティプラ【FIAT MULTIPLA】ぶさいく?でも大好き♪

ムルティプラ
よほど口が上手いのか、会長の孫を嫁に貰ったか、社長の命を2度ならず助けたか・・・

“ムルティプラ”を始めて雑誌でみたとき思ったのは・・・

「かっこ悪!」

デザインの仕事を長い間していますが、まあ~自分の一押しのデザインは採用されないもんです。

いくつかの案を作り一番気合の入ったデザインと数合わせでこさえたデザインを持って企画会議へ・・・・

(どうか青い方のデザインが採用されますように!!!!!!!!!!)

「赤いタイプいいね♪」


『あほか!青い方にきまっとるやろ!目どこについてんねん!』


だいたい数合わせで作ったデザインが採用されるパターンが多い。

そんなもんです。

「やっぱり赤い方ですよね」

自分でも赤薦めたりして・・・


まあ商売ですから、スポンサーさんが喜んでくれればいいわけですけど・・・・

『ああ~好き勝手やりて~』
と思うわけです。

で、“ムルティプラ”

デザイナーが好き勝手やった【なんやこのデザイン】

一つの案として出ても日本なら・・

「君!何考えとる、もっとこうなんか消費者にグッとくるデザインは出来ないもんかね!」

「機能なんかどうでもいいんだよ、ようは見てくれだよ、見てくれ!」

即ボツ。

このデザインで生産しようと判断した上の人の器の大きさがすごい!

さすがイタリア!

興味津々で輸入早々の“彼女”をディーラーへ見に行った。

意外に大きく写真で見るよりもずっと“かっこ悪い”

全体を眺めていると・・・

「あの~試乗します?」

やる気を全身から一滴のこらず絞り取ったパサパサの営業マンから声がかかった。

「乗ります!」

乗ってビックリ!着座ポイントの好さ、死角の少なさ、ハンドル・シフトその他操作系の的確な位置。

イタ車もの持ち味軽快な走り、いささかうるさいけどいい音で回るエンジン・・・・

すばらしい実用者。

ソフト面のいいところが次々見つかると不思議と“かっこよく”見えてくる。

初代ムルティプラも横から見たらどっちが前か後か分からないデザインだったっけ。

イタリア人としては当たり前の性能を当たり前のカタチで表現することに我慢ならなかったんだろうな。

カタログを貰ってきて皆に勧めたけど・・・・。

乗らないと分かんないだろな。













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