ミニ【mini】他人の空似

古いミニに乗っているからなのだろうニューミニが欲しいという人にこう尋ねられた・・・・・・
「前のミニは乗ったことがないんですが、ニューミニはどうなんでしょう?」
「でニューミニは乗ったんですか?」
「まだなんです」
どちらにも乗ったことが無い人に車の何を説明すればいいのか・・・・
ニューミニも出て15年もうニューでもなんでもないけど、
前のミニは既に56年誕生した時代も背景もまったく違う両車・・・・・
でも描いてみると確かに ミニ。
今のミニはバリエーションも増やしてスポーティーなイメージを前面に出してうまくやっているように見える。
「では前のミニにあって今のミニに無いものは・・・・・・
“和の心”じゃないかと思うんですよ。
英国車なのにと思われるかもしれないがそう感じるのだからしょうがない。
工業製品である自動車は時間の経過と共に“ぼろく”なっていくのは宿命であり自然の摂理。
色褪せたモール、革シートの深い皺つまりミニと同じ時間を共有していく楽しみ。
ある種“わびさび”に近い感覚・・・・」
「?????????」
「じゃあ、とにかく私のミニに乗ってみますか?」
走り出したとたん・・・「怖い怖い」を連発。
・・・・・・・・どうぞニューミニにしてください。
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