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第三の男

先週の日曜日 朝久しぶりに惰眠を貪ろうと一度トイレに行き膀胱を空にして、

まだ暖かい布団に潜り込む 【あ~幸せ】・・・・・・・・と

「ビン~ボン」 チャイムの音

【このところチャイムの音が変 “貧~乏”って聞こえる】

「はぁーい」

【まだ7時前やん。いったい誰やろ】

にこにこ顔で玄関に立っていたのは近所でも“元気”が売りのM田さんだった・・・

「おはようございます!」 M田さん声がでかい。

「おはようございます」

「ごめんね起こしてしもた?これ」

M田さん手に握られていたのは1枚のチラシだった。

買取チラシ_convert_20190223100056


なんでもM田さんが散歩の途中丁度うちの駐車場の前を通りかかったとき、

外国人らしき人に声をかけられたそうな・・・


/以下M田さんと外国人との会話である/

外国人「アノ スビマセン」

M田さん「はい なんですか?」

外国人「アノ アキチ ニ アル ビートル ハ ダレノデスカ?」

注:空地ではなくれっきとした我家の駐車場である。

「えっビートル アッ シラナイ シラナイ ワタシ シラナイ」

【なぜMさんまで片言】

外国人「ウルキナッタラ ココ デンワ クダサイ」

M田さんにチラシと名刺を手渡し手を振ってトラックで帰っていったそうな・・・


「ありゃイラン人やな」

すごい!短いやりとりで国籍が分かるM田さん。

「前もあったよね 車売ってくれって 何人目?」

「三人目です」

「“第三の男”か」

「売ってやったら 音もうるさいし」

「どうもすいません」

「じゃあね おじゃまさま タッタタ~タラッタタ~♪」

“第三の男”のテーマを口ずさみながら帰っていくM田さん・・・ 




なんとかしなければ・・・・・・・・・











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Alpine A110【アルピーヌA110】死ぬまでマニュアル

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その日も例によって突然現れた師匠と師匠持参の缶コーヒーを飲みながら車談義に花を咲かせていた・・・

テレビには89年中嶋選手が土砂降りのオーストラリアグランプリで3位のパトレーゼを猛追するシーンが流れていた。

師匠のリクエストで「面白かったころのF1が見たい」

の一言で長い間押入れに突っ込んであった“ビデオデッキ“を引っ張り出す破目に・・・


「懐かしいですね雨で周回数が減らされなかったら絶対前のパトレーゼ抜いてましたよね!」

ところが肝心の主様といえば目の前で展開されるバトルには関心がないようで・・・

「師匠見ないんですか?ホコリ取るのに掃除機までかけたのに」

「今欲しいクルマがあるんや」

「出た!」

「今度はなんですか?一時四駆にご執心だったからジープとか?」

「A110や」

「アルピーヌA110? RRのトラクションを生かして鈴鹿スカイラインでも攻めるつもりですか」

「今度はミッドや」

「今度って?新型!」

「出たやろ あれがええ ただ問題ありじゃ」

「高いですもんね」

「金はどうでもなる・・・残念なことにマニュアルが無い」


師匠曰く・・・

長年マニュアル車に乗り乗り続けた者が(40年以上)クラッチ操作の無いオートマチック車に乗り換えると、

左足に十分な血液が行き渡らずやがて左足が“壊死”してしまい、

最悪の場合マニュアル車に乗れなくなってしまうという・・・


「だから涙を飲んで諦めたんじゃ 言っとくが金はなんとかなる!」

「はいはい♪」














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