人間散策(病院編)

師匠と同じく医者嫌いの私も、
寄年波には勝てず一年に1回この時期に人間ドックを受けるようにしています。
朝8時30分に受付を済ませまず検尿。

車椅子に座り大きな声で
「手と足が死んでるの!動かないの!」
手振り身振り足まで使って回りの人達に説明している白髪のおばあさんの横を抜けてトイレに・・・

「手足動いてるし・・・」

ドアを開けてポジションについてふと横の便器を見ると、
そこには琥珀色の液体がなみなみと湛えられた検尿コップが・・・

「うわ~入れたなぁ!これじゃ口から迎えにいかにゃ」

表面張力で辛うじて均衡を保っているコップ、
手に取ったとたんに大惨事は必至。
自分の分は早々にかたずけ看護婦さんに連絡。

「こんなに入れなくてもいいんですよ。もぉ~」

いや私じゃないって。

身長、体重ウエスト周りを量ってもらい。

「メタボですね♪」
嬉しそうに言う看護婦さん。
採血も済ませ次はセミファイナルの超音波検査。

胆嚢にポリープがあるので経過観察になっている関係上時間がかかるのだろうか。
毎年同じなのだがエコー検査の先生は“燃える人”で、
乗ってくると要求が厳しくなってくる。
「上半身を起こしながら背筋を出来るだけのばした状態で左にひねる、息は止めてお腹を突き出して」
40分間いろいろな体位を楽しみ軽く汗を流しセミファイナルのゴング。

次は採血をはさんで、
バリウム検査である。

胃カメラのほうがいいんではというご意見もありましょう。
5年ほど前に胃の内視鏡検査を受けたのですが、
そのときの先生が誰よりも早く胃までカメラを入ることに燃えていて、
嫌な予感はあったのですが・・・

【しかし燃える先生の多い病院である】

「ぐずづずしているから苦しいんです素早くパッと入れれば苦しくありません」
「私は早いですよ!誰にも負けません!」

【ギネスに挑戦じゃないんだから】

ベットに横になるが早いかカメラをグイグイと、
「痛!」
勢いがよすぎてカメラの先端が胃の底に当たり激痛が走った。

ものの2分ほどで終了背を向け黙ってカメラをもくもくと拭く先生・・・
それ以来食べ過ぎたりするとカメラの当たった場所が痛むように。

聞くところによれば今はゆっくり慎重にやっているそうだ。
メインイベントのバリウム検査も無事終了。
既にお昼である。
やれやれこれだから医者は嫌なんだ。

「おい!」
声をかけられたかと思い振り返ると、後の席に座る一回りほど先輩にだった。

「おい!○○久しぶりだなぁ!」
「俺、俺○○だわ」
「・・・・おお!久しぶり!」
「元気か!」
「元気!元気!」

二人とも医者に来てるのに元気もないもんだが、
病院の待合で元気を連呼されてもなぁ。

「同窓会以来やな、懐かしいなぁところでお前いくつになった」
「今年71だわ」
「俺もおんなじや!」

あんたら同級生やろ!

時間はかかったけど結構面白かったので来年も行ってみるか。







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