アルファロメオ147GTA(光と影)

147.jpg
結婚して30年近くになるんですが、

新婚旅行は一生の思い出にと、

清水の舞台から突き落とされたつもりでオーストリアとドイツを巡る

【ドイツロマンチェック街道】のツアーに参加しました。

モーツアルト、ベートーベンの生家や、

映画【第三の男】【サウンドオブミュージック】のロケ地、

それとおとぎ話に出てくるような中世の古い町並みや古城を見て廻り、

宿泊もこれまた何世紀も前の由緒ありすぎる貴族の家や城を改装したホテルで、

ビールもソーセージも大好物の私には最高の旅でした。

ただその宿泊したホテルのどれも部屋の照明が暗いのが気になって。

ノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンの古城を改装した

(改装といってもほとんど当時のまま)ホテルは、

部屋の隅にあるアンティークな机に小さなスタンドが一つ、

あとはベッドの上に5wほどのシャンデリアが二つ、

テレビも無いので、

“暗い”

海外旅行も始めての私達には雰囲気優先とは分かっていても、

影に荷物が転がっていけばもうどこにあるのかさっぱり分からない暗さには馴染めませんでした。

これじゃ部屋の隅に血塗れの刀を持った鎧姿の騎士が立っていても気がつかない。


次の朝旅行中いろいろお世話になった添乗員さんに

【髪の長いとても日本的で綺麗な女性だったので行く先々で地元男性に求婚されていましたっけ♪】

「お部屋はどうでした?」と聞かれ

「雰囲気があって素敵でした、でも暗いですね」と答えたら

「ヨーロッパの冬は長く日照も少ないから、暗い影の部分も含めて生活の中で楽しむ風土があるんでしょうね」

と言われた・・・・。

【影を楽しむ】

物に光が当たると必ず【影】が出来る。

ヨーロッパのクルマには明るい面だけでなく、

あらかじめ影になる部分も考えてデザインしているんじゃないのかと思わせるところが確かにある。

思いがけないところに入っている微妙なプレスが、

夜クルマに昼間とはまた違う別の表情を作らせる。



30年ほど前に聞いた一言を今になって思い出した。







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