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Alpine A110【アルピーヌA110】死ぬまでマニュアル

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その日も例によって突然現れた師匠と師匠持参の缶コーヒーを飲みながら車談義に花を咲かせていた・・・

テレビには89年中嶋選手が土砂降りのオーストラリアグランプリで3位のパトレーゼを猛追するシーンが流れていた。

師匠のリクエストで「面白かったころのF1が見たい」

の一言で長い間押入れに突っ込んであった“ビデオデッキ“を引っ張り出す破目に・・・


「懐かしいですね雨で周回数が減らされなかったら絶対前のパトレーゼ抜いてましたよね!」

ところが肝心の主様といえば目の前で展開されるバトルには関心がないようで・・・

「師匠見ないんですか?ホコリ取るのに掃除機までかけたのに」

「今欲しいクルマがあるんや」

「出た!」

「今度はなんですか?一時四駆にご執心だったからジープとか?」

「A110や」

「アルピーヌA110? RRのトラクションを生かして鈴鹿スカイラインでも攻めるつもりですか」

「今度はミッドや」

「今度って?新型!」

「出たやろ あれがええ ただ問題ありじゃ」

「高いですもんね」

「金はどうでもなる・・・残念なことにマニュアルが無い」


師匠曰く・・・

長年マニュアル車に乗り乗り続けた者が(40年以上)クラッチ操作の無いオートマチック車に乗り換えると、

左足に十分な血液が行き渡らずやがて左足が“壊死”してしまい、

最悪の場合マニュアル車に乗れなくなってしまうという・・・


「だから涙を飲んで諦めたんじゃ 言っとくが金はなんとかなる!」

「はいはい♪」














あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

ルノー8ゴルディーニ【Renault 8 Gordini】青いクルマのメタボ♪

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「よぉ!」

妙にキーの高い聞き覚えのある声と揚げ物の美味そうな匂いに振り駆ると・・・

メタボがいた。

「松岡痩せたか?」

「お前こそ痩せたんとちゃうか?」

学生時分からコイツとは決まってこの会話から始まる♪

「俺2キロ痩せたぞハハハ♪」

ファミチキを口いっぱいに頬張りながら丸い身体を揺らして笑うMは幼馴染でクルマ好き。

「相変わらずアホなクルマ乗っとるか?」

「今はミニや」

「ミニってちっこいやつか昔の?色はやっぱり赤か♪」

「ちっこいやつや。色はガンメタやこの歳で赤もないやろ」

「そうかずっとお前が赤で俺が青やったからな」

「お前まだ青いクルマばっか乗っとるんか?」

「ちょっと前までルノー8乗っとった」

「8か!ええなぁ♪」

「あの青がたまらんくて思い切ってこうたけど(買ったけど)よう守りせんかった・・・」

「最高におもろいクルマやったけどデブにはキツイわ(笑)」

「ミニもデブにはキツイで(笑)」

「せやろな(笑)松岡お前また赤いクルマ乗れよ♪」

「せやな次は赤にするわ」

「絶対やぞ♪これやるわ」

一方的な約束と食べかけのファミチキを押し付けてMは帰っていった。

青いスイフトで・・・

























ビートル【ブレーキをバージョンアップ♪】

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「お茶はいったよ・・・・あれ!朝からなんかごそごそやってるから倉庫の雨漏り直してるんかと思ったら、

またクルマいじってる」


「へへ♪ビートルのブレーキをバージョンアップだよ♪」

「なにがバージョンアップや、

バージョンアップをせなあかんのはあんたの頭やに」


「これで高速走行もバッチリ♪ETCもつけたよ」

「ご近所をくるくる回ってるだけやんか田んぼ道にETCはいらんに」

「いやいやそのうちコイツがさっそうと高速道路を走る日がくるんやて」

「ああそうですか、きたない・壊れる・お金がかかるヘレンケラーやん、うちにはサリバン先生いませんから」

「夢がないねぇ」

「あほくさ!いただいた“栗きんとん”全部食べたろ♪」

「あかん!あかんて!・・・・・・・・おい!」



連休を利用してブレーキのバージョンアップを図るも効きに変化なし。

無理をして膝悪化。

とほほ・・・・・・・








怪奇【坂を駆け下りるハスラー】

「ハスラー坂で下がるよ」

それはハスラーを購入して一週間ほどたった11月にしては暖かな昼下がりだった・・・

知り合いのお宅に用事に行って帰ってきたカミさんの一言。

「坂で下がる?どういうこと?」

「だから坂道に駐車すると下がってくって」

「Mさんち駐車場の手前にスロープあるやんか、そこに駐車させてもらったんやけど

用事が済んで外に出てみたら車が下がってるんよ」


「サイドブレーキちゃんと引いた?ギヤはきちっと入れた?」

「誰にいうてんの!」

「40年好きでマニュアルばっか乗り継いてる私にいうか!」


【近い将来車が空を飛ぶようになってもお前のかーちゃんは涼しい顔してマニュアルに乗ってんだろうな♪】
と友達にいわれたことがある・・・


「ごめん確認しただけや、でもMさんとこのスロープそうとう緩いぞ」

「そやでビックリしたんやんかギアはちゃんと入っとった!」

そこで実際にうちの前のスロープでやってみた・・・・

下り方向に駐車エンジンを切りギアはバックに入れサイドブレーキを引く、

フットブレーキから足を離しサイドを恐々下ろす・・・・・

下がらない微動だにしない。

そうだろう箱根の強羅あたりの急坂ならいざしらず、

うちの前のスロープなんか近所の子が三輪車で登りきってしまう程度。

カミさんの勘違いということで一件落着♪

その後も度々カミさんから「ハスラー下がる」の話が出たがなんとなく過ぎていった・・・


お盆休みの前の日曜日ミニをいじっていて膝を痛めた“半月版損傷”だった。

低いミニの乗り降りは無理なので私にはハスラーがあてがわれた。


9月4日本当に台風21号来るんだろうか?いいお天気♪でもコースがよくない!

濡れるとやっかいな部品を雨漏りする車庫から一時ハスラーのトランクに積もうとスロープに止めた。

ハッチを開けると黄色いハスラーが遠ざかっていく・・・

【カミさんもそうだけど肝心なとき役に立たないと困るのでサイドブレーキは最低限しか利かせない】

「えっ?」

ハスラーが軽快に坂を下っていく。

慌てて飛び乗りブレーキをかける。

車はすでに道の真ん中まで出てしまっていた他の車が通らなくてよかった!

ギアはバックに入っていた。

「ハスラー下がるよ♪」

バックミラーを見るとビートルのシートカバーを小脇にかかえたカミさんが笑いながら立っていた。

「かーちゃん疑ってごめん!」


お客様相談センターから連絡がいってディーラーからサービスの方が車を見にきてくれた。

「ギアが入っているのに下がることはないですよ♪」

愛想のいいにこにこ顔のサービスSさん。

「まあ百聞は一見にしかず乗ってみてくだい」

リズミカルに坂を下っていくハスラー♪

Sさんはもう笑ってなかった・・・


メーカーからの回答はまだ無い。

続く












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松岡信男

Author:松岡信男

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